メモ

記録

古い油、いろいろな感想、特別扱い

6/10 晴れ

色々なおかずを作って食べた。マフィンも焼いた。もらいもののえごま油だけでは足りなくて古い油を混ぜたら、ばっちり古い油の匂いがするマフィンになった。

夜中、久しぶりに『違国日記』の4-7巻を読み返してちょっと泣いた。いい漫画だなあ。でもなんか、もはや、かけて欲しい言葉をかけられすぎてる感じが微妙に居心地悪い。危険ドラッグの域なんだよな。信仰は危険だからな。もうちょっと自分から距離のあるものを見聞きしないとなと思った。晒さないと……なんか、難しいもの、分からないものに、自分を。


6/11 くもり

今まであまり話したことがなかった、天然キャラでみんなから愛されているチームの先輩から仕事の問い合わせが来る。Slackの書き出しが「もしもし。こんにちわ。」の人初めて見た。きゅんとくる。そのまま、流れで雑談。お住いの方面が私の実家と近いという話に。

最近、激情型幼なじみもそのあたりに家を買ったので、私も家買って月々の支払いを減らそうか迷う、と話す。すると、「私は、その幼なじみの方と気が合いそうです。」と言われる。

「単身でマンションを買うことについて、いろいろな感想に反応するのが面倒なので、あまり人には言ってませんが」と言われて、さらにきゅんとした。「いろいろな感想に反応するのが面倒」という諦念?割り切り?冷たさ?に興奮した。天然キャラで愛されていても、Slackの書き出しが「もしもし。こんにちわ。」でも、生きてきたぶんちゃんと大人なんだよなと思った。


6/12 くもり

まあ会社員だしな……それで仕事が楽になるなら、と思って社交の場に顔を出した結果、リアルに47回くらい「おい殴るぞ」みたいな衝動に駆られて明らかに健康に良くないと感じたので本当に反省した。こんなことで楽になる仕事なら苦しいままでいいです。

いちばん不可解だったのは、

「やっぱ良い相手を見つけるためには、気持ちとしてはバイって感じで行きたいわ」

「てか、女性って実はバイの人多いらしいですよ〜」

「まあ気持ち良ければなんでもいいからな〜」

という女性同士の会話。セクシュアリティは気持ち(?)とかの問題ではないと思われるのだが。衝撃のあまりしばし思考停止したのち、「最低の人ですね〜あはは」とコメントして終わった。むろん私の発言など誰の耳にも届かず場の空気は流れてゆく。

重ね重ね、あらゆる観点から見て本当に反省した。

帰宅して着ていた服を全て洗濯し、すぐに風呂に入っていつもよりも入念に身体を洗った。


6/13 くもり時々雨

友人と台湾料理を食べて、JUNK HEADを観る。

最近の出来事とか、頭に浮かんだよしなしごとについて話し合う。

ことさらに聡い人なので、そういう人にたいしてなにかを偽りたくないし、適切に自分をさらけ出してわかって欲しいと思うのだが、深く掘り下げて正確に話そうとすればするほど、事実から遠ざかっていく感覚があり、どうにも言葉に詰まる。壊れるほど愛しても3分の1も伝わらないのだね………(これは完全に違う話)(でもちょっとそういう話もした)

途中、友達と恋人は別枠か? 親密度について比較可能か?みたいな話になった。最終的に、「まあでも、わたしはいま彼氏がいて、自分のことを特別に思ってくれている人がいるということや、その人に優しくしてもらうことで満たされるものはかなりある」みたいなこと(じゃっかん、記憶が曖昧だが)と彼女に言われた。それはそう。特別扱いしあうこと、すごく素敵なことだと思う。

彼女と色々話した内容も、JUNK HEADも情報量がわりと厳つく、帰り道は呆然とする。

薬局でパックと除光液を買った。