メモ

記録

GWの記録②

5月5日(土)

 

記憶がもうほぼない。

 

新幹線に乗って山口県に移動した。

 

時間を潰すために入った喫茶店、家族経営っぽくて、お店の人がみんな生活感丸出しの私服にエプロンを着ていて、建物も古い感じ、これに対して、立地柄(新幹線の駅から徒歩3分)客層が浮き足立ったよそ者ばかりでチグハグな感じだった。

 

かき氷にストロー(先がスプーンみたいになっているやつではなく、正真正銘ストロー)が刺さっていて、溶けきって甘い液体になっても全て飲み干せるようになっていた。逆にプレッシャー。甘い水になる頃には、基本的に辟易しているわけですから、、スプーンでは食べられないからという理由で諦めさせてくれよ。

と思いながらズルズルと甘い水を飲む。

 

途中で70オーバーと思しき男性二人組が入ってくる。

一人は常連っぽい。大声で脈絡のない感じに喋り散らかしている。

 

「今日はボーイフレンドを連れて来た」と上機嫌で、「この人にあれを食べさせてやりたいの、あれ」とお店の女性に仕切りに絡む。

ボーイフレンドはほとんど喋らずにニコニコしている。

 

「この人はね、甘いものが好きじゃないの。でもどうしてもあれを食べさせてやりたい、ミルクセーキ

 

ミルクセーキというのは、かき氷で、他のかき氷と違って縦長の、コップのような器に氷と、おそらくは煉乳ソース的なクリーム色のソースがかかっているメニューのようで、そりゃ絶対甘いものが好きじゃない人は好きじゃないだろうというメニューだった。

お店の奥様も当然困惑しつつ、しかし常連おじさまのものすごい勢いで「どうしてもこの人に食べさせてあげたい」と言いまくるのに気圧されて「じゃあちょっとだけ甘さ控えめでね」と苦しそうにいなしながら奥に引っ込んでいった。

 

 

出て来たミルクセーキはやっぱりめちゃくちゃクリーム色で、甘そうだし、ていうか甘くなかったんだとしたらそれ単なる氷だし、それはそれで美味しくないし、もう激甘か水かの二択じゃん、どっちも地獄じゃん。

 

 

ボーイフレンドは、「ああ、でも、甘いけど、これは大丈夫、食べられる」と言いながら食べていて、常連おじさまは「そうだろ、これがうまいんだ」と大変嬉しそうだった。

 

 

ボーイフレンドかあ。素敵な響き。

本当に私がイメージするところのボーイフレンドなのかな。

でも、もはや仕事仲間でもあり得ないような(元同僚とかはあるかもしれないけど)年代の二人組で、ボーイフレンドで、常連のおじさまの方はもう3割くらいは意味のわからないことを言っていて、5割くらいは同じ内容をずっと繰り返して話しているような人で、その人と休日に連れ立って喫茶店に来て、無理してミルクセーキを食べているんだとしたら、相当忍耐強い人か、それかもしくは本当にボーイフレンドなんだろう…

 

 

 

5月6日(日)

 

飛行機は着陸するときにとにかく何をしても耳が痛くなって、痛くなったら最後数時間ずっと違和感が取れないからすごく嫌いだけれどもとにかく速いので乗って帰る。

 

 

空港で渋々、ぷっちょを買う。

 

 

初めて飛行機に乗ったのは、20歳の誕生日頃に家族でオーストリアに行ったときで、その時は対して痛くならなかった。

 

飛行機に乗ると必ず思い出すのは、「ハイチュウを食べていると耳が痛くならないよ」という先輩のアドバイスで、

 

次は同じ年に大学の先輩たちと台湾に行ったときで、そのとき、飛行機で隣の席だった女性の先輩に、「ハイチュウを食べると耳が痛くならないよ、あげる」とハイチュウを差し出された。

 

ハイチュウ限定なの?ソフトキャンディーってことか?ぷっちょじゃダメなのか?キャラメルは?どういうメカニズムで耳が痛くならないの?と訝しみつつ受け取った記憶。

ちなみに当時はまだそれほど耳が痛くならなかったのでハイチュウのありがたみもわからなかった。

 

 

その後、飛行機に乗るたびどんどん着陸時の耳の痛みがひどくなって来ていて、今ならハイチュウじゃなくてぷっちょでもキャラメルでもガムでも、噛んで唾液がたくさん出ればまあ良いということがわかるので、飛行機に乗るたびそれらを買うようにしているのに、全くもって効かない。

 

 

今回は唾液を飲み込むくらいじゃどうにもならないくらい耳がキンとなってしまって、鼓膜裂けるか!?今私の耳どうなってる!?と不安になる程の圧迫感と痛み、ついに頭全体まで痛くなって来て、もう飛行機はしばらく乗りたくない…と思いながら、ハイチュウの先輩(可愛い)のことを思い出していた。