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感情移入と『星の王子さま』

「面と向かって嫌なことを言ってくるような人間には近寄らない方がいいよ」って以前友達に言われたんだけど、これめっちゃ金言なんだよな。

嫌なこと言ってくる人って、自覚的だとすると私に嫌なこと言うのを趣味にしてるから何回でもやってくるし、無自覚だったとしたらそれはそれで無自覚に何回でもやってくるんだよな。だから決定的なレベルで嫌なこと一回でも言ってきたら瞬間遠ざけた方がいいんだよな。

 

ところで

久しぶりに『星の王子さま』読んで感情移入について色々思い出した。

 

星の王子さま』ってなんか、、年に5,6回くらい私の前の前に現れるんですよ…

私のツイッターのTLに流れてくる名言集botみたいなのに取り上げられてたり、あとこないだ映画になっててその宣伝を見たり、箱根の星の王子さまミュージアムに行った人にお土産を頂いたり(めちゃ可愛い)、、

でもって5,6回眼前にチラつかされるとさすがに「…久しぶりに読むか」という気になって、読む。今日読んだ。

 

大学受験のために通ってた代ゼミですごく好きだった英語講師がこういう「誰が買うんだ」という感じの本を出していたのもあり

研究社WebShop:「星の王子さま」を英語で読もう

 

ここで、この西先生が訳した日本語の「星の王子さま」が全文pdfで読めてしまう。ちなみに、書籍の中には日本語全文が収録されていない(一体どういうことなんだ)(なんというか、、いいのか?)(まあいいのか、、、)

 

あ、ちなみにこの本のあらすじは

 

主人公が砂漠の真ん中で一人飛行機(壊れた)を修理してたら、小さな王子様が出現。王子様は自分の住んでいるめちゃ小さな星(一軒家くらいの大きさらしい。球体なのかな…表面積が一軒家なのかな…それとも体積が…キニナル)から、周りの色々な星を旅して、最終的にいまここ地球にやってきたらしい。それで星の王子さまは自分の星とか、今まで見てきた星とかの話を主人公に語って聞かせる。この語り口・内容がめっちゃ警句的…平たくいうと説教?でまあなんかいろいろ語られた挙句主人公はなんかこう、感じ入る。感じ入って終わり。

ちなみにあのめっちゃ有名な「大切なものは目に見えないんだよ」っていう言葉、王子様の言葉じゃないんだよ…キツネ(急に普通名詞!)の言葉なんだよ…そう言えばそうだったよ…って思う毎回

 

前読んだ時は、誰の訳だったか知らんけど、「ほー。綺麗な日本語ですな」って思って終わったんだけど

 

さっき読んで一番心に残ったのは、王子さまブチ切れのシーン、、

 

主人公は王子にねだられて、先ほどヒツジの絵をプレゼントしました。

また、王子の星には一輪だけ花が咲いてて、王子はその花をすごく大切に世話していました。(わがままな花とその世話を甲斐甲斐しく焼く王子さまの関係は恋愛のメタファー的にも描かれている)

 

そしたら飛行機修理中の主人公に王子が「ヒツジは花を食べる?」とかなんとかよくわからん質問をすごい勢いでしてきて、主人公が「僕は重要なことで忙しいんだ」って邪険にしたらブチぎれるシーンで

 

「ぼくが、このぼくがこの世で一つっきりの花を知っていて、その花はそのほかのどこでもないぼくの星で咲いていて、だけどある朝、小さなヒツジが何も知らなくてひと口で食べちゃうかもしれないんだ。ああ! そんなことは大事じゃないって、君は思うんだ!」(プリンス号泣)

 

私「(情緒不安定)」

主人公「君が愛している花はだいじょうぶだよ。僕が君のヒツジに口輪を描いてあげるから。 君の花のまわりに囲いを描いてあげるよ。僕が ・・・ 

私「( ´Д`)」

 

でもこれを読んでて思い出したのです

他人にとっての重要事項に関心を持ったり、感情移入するのってした方がいいの?しない方がいいの?ってずっと考えてたことあったなーと

 

お悩み相談的なことって友達と話してると時々あって、もちろんそのどれも私にとっては興味深いんですけども、なんかたまに「あーこれいまこの人にとってものすごく重大な事項なんだろうなー(謎の目線)」って思ってしまうときがあり、ものすごくこれ傲慢なんですけど

そうすると勝手に色々憶測して、感情移入を始めてしまい、それが近しい人だとこれまた勝手にもらい病みすることがあり、、

でもこれは親身になって聞くというのとは全く別なんだという自覚もあり、、

 

みたいな話を前に年上の方にしたところ

「人の話を聞いてもらい病みするのは、自分に自信がないからでは?そうやって他人に感情移入して肩入れすることで自尊心を満たそうとしてはいまいか?自信は自分で担保するものですよ」

という耳の痛いお言葉をいただきました。

 

そういえばあれから、もらい病みというのはしなくなった気がする…!数年経って今気づいた…!

なんか叱られた気がしたからなー。別にいま自分に自信が出てるわけじゃないけど。人の話を聞いて、感情移入というのもあまりしていないなあ最近。

 

ここでは王子様が「ヒツジに花を食われたとして、お前が自分の立場だったらどんな気持ちか想像しろ。自分がこうもヒステリックになるほどの事項を、お前は重要じゃないというのか。これは重要事項である。関心を持て。」というようなことを言っている。

 

起きてもいないことに対して泣きわめくのはあまりにヒステリックだと思うけど、でも重要事項を話してるんだからある程度の感情移入がないと物足りなくは思うよな〜と思った。(いや、当たり前か…)

 

昔、昔好きだった人に恋愛相談をしたら、こちらのうじうじとした話を延々と聞いてくれた後、開口一番「何にせよ、人を好きになるというのは良いことだから、人を好きになれてよかったね」とお前は宇宙空間から人類の営みを日々眺める創造主か的なコメントをされて素直に「は?」と思ったのを思い出す……

 

でも昨日旧知の友人に愚痴をこぼしていて思ったけど

「分かるよ」に気持ちはなくていいよな。「あーその気持ちはわからないや」とか言われるとプリンス号泣状態になってまうもんな!

でもその後に続く言葉が本心かどうかが大切な気がするな〜

「分かるよ」って言ってくる人ってとりあえず肯定しとこみたいな優しい(もしくは省エネ)(もしくはあまりにも道徳的)な人が多いもんな…

 

愚痴ったり悩んだりしている時って大体が冷静じゃないし、必要なのは「分かるよ」(ここまでテンプレ)と、私が愚痴や悩みを話すだけの信頼を置いてるあなたの本音の意見なんだな!

私の場合はね!多分ね!ただ肯定するのも、ただ異なる意見をたたかわせるのも会話とは違うからな!多分!

話し手と聞き手が両方冷静さを失ったらダメだよねー少なくとも話し手は冷静さに事欠いてるのだから

 

星の王子さま関係ねえ!

でも人によって印象に残る場所違うと思うから皆さんも好きな箇所教えてください。